今回は、筆者の友人が以前勤務していた会社で遭遇した【自分と同じ物を欲しがる上司】のお話をご紹介します。“物”だけに飽き足らず、上司は“ちょっとした癖”までマネしてきて、ついには“彼氏”にまで……!?
何かと持ち物をマネしてくる、年上の女上司
これは私が20代半ばの頃に、当時勤めていた会社で起こった出来事です。部署内で配置換えが行われ、私はA課長という15歳ほど年上の女性の部下になりました。
最初の頃は、A課長のことを「よく話しかけてくれる優しい上司」だと思っていました。しかし日が経つにつれて、次第に彼女の行動に違和感を覚えるように。
まず私の持ち物について、細かく聞いてくるのです。服や鞄などの服飾品から、ボールペンなどの筆記用具に至るまで、「それはどこのブランド?」「どこで買ったの?」などと探ってきます。
そして私と同じブランドやメーカーの物をA課長自身も購入し、「私も買っちゃった♡」と見せてくるのです。
そんなやり取りが数日おきに行われ、同僚たちからも「A課長、〇〇さん(私)の持ち物マネしすぎじゃない?」と言われるように。
マネされる対象は“物”だけではありません。例えば、私は考え事をする時に、髪の毛を人差し指にクルクルと巻きつける癖があるのですが、いつの間にかA課長も同じ仕草をするようになっていました。
その他にも、私と同じ美容院に行って同じ髪色にしたり、私がよくランチに行く店に頻繁に現れたりするなど、A課長は明らかに私の仕草や行動をマネしていました。
「どうして私のマネをするの?」A課長の行動が理解できず悩む私。しかしその後、A課長はさらに常軌を逸した行動を取るのです。