いつまで経っても幼くて心配だった可愛い我が子が成長する姿を見て、思わず涙してしまう方も多いでしょう。
今回は、筆者の知人から聞いた、溺愛する娘のびっくりエピソードをご紹介します。
マイペースな娘
これは、昨年の秋、娘の運動会で起こった出来事です。
私の娘は誰もが認めるおっとりさん。
ご飯を食べるにせよ、友達と遊ぶにせよ、とにかくマイペースなのです。
あまりにもゆっくり行動しすぎて、ときには友達や先生に注意されることもありました。
それでも『え、何のこと?』とでも言わんばかりにマイペースを崩さない娘。
そんなところも可愛い我が娘ではあるのですが、さすがに将来が心配になるときもありました。
運動会でも心配
そんななか、娘が小学生になって初めての運動会を迎えます。
娘が出場するプログラムの1つにあったのが、ダンス。
実は娘、園児のときから踊ることが苦手でした。
持ち前のマイペースのせいか、どうしてもワンテンポ遅れてしまったり、機敏に体を動かせなかったりするのです。
保育園の行事でダンスを披露してくれたときには、『もう踊りたくないなあ』と娘自身が漏らすほどでした。
そのため、乗り気でなかったダンスをどう踊るのか、心配で仕方なかったのですが......。
娘よ、最高すぎる!
私「A子(娘)可愛すぎる♡」
夫「頑張ってて本当に偉いよ!!」
予想に反して、娘は完璧に踊り上げたのです!
後から聞くと、休み時間や放課後に友達が熱心に教えてくれたのだとか。
最後は笑顔でキメポーズをとった娘に思わず感動した私たち夫婦。
ポップな曲だったのに娘の躍動する姿に感動してついボロボロ泣いてしまい、周りにいたママ友たちを困惑させてしまいました。
素敵なママ友たち
でも、保育園からの付き合いということもあってか、娘がマイペースなことを知っているママ友たち。
「A子ちゃん本当によく踊れていたね」
「素敵だったよ~!」
と口々に褒めてくれ、もらい泣きしたママ友までいたのです!
ダンスを終えて清々しい笑顔を見せ合う娘たちと、みんなで子どもを褒め合う保護者席。
どこを見ても、ほっこりと温かい幸せなひとときでした。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2024年8月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。