育児の大変さを理解している夫のほうが多い傾向だと個人的には思いますが、中にはそうでない夫もいて……。
これは筆者の息子が1歳の時の体験談です。
久しぶりにカットですっきりし、気分よく帰宅するなり夫が私にこう言ったのです。
「トイレの隅に埃がたまっていたよ。完全に掃除の手を抜いているよね」
さらに夫の言葉は続きます。
「俺は息子の面倒を見ながらでもトイレの隅の埃まできれいに掃除できた。お前が子育てが大変だと日々言っているのは、単に家事の手抜きの言い訳なんじゃないの」
夫が外で働いている間も頑張っているんです
私が美容室に行っていた数時間だけ息子の世話をするのと、毎日それも一日中息子と一緒に過ごし世話をするのとでは訳が違います。
夫に悪気はないのでしょうが、たった数時間息子と一緒に過ごしただけなのに、自分は完璧に家事ができていると勘違いし、育児の大変さを理解しない夫にガッカリしました。
そのうえ夫の「私の家事は手抜き」発言!
私の怒りはしばらく収まりませんでした。
この出来事から数か月後、私は遠方に住む友人の結婚式に参列するために、一晩夫に息子を託して出かけたことがありました。
帰宅すると夫は
「一人で息子をみるのが、こんなに大変だと思わなかった。以前はひどいことを言ってすまなかった」と謝ってきたのです。
クタクタになっている夫の姿を見て「やっとわかったか」と、私がほくそ笑んだのは言うまでもありません。
【体験者:50代・筆者、回答時期:2024年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
Itnライター:K.Sakura
セラピスト・販売員・介護士の職を通じて常に人と関わる職務経験から得た情報を記事化するブロガーを志す。15年ほど専業主婦兼ブロガーとして活動するも、モラハラな夫からから逃げるために50代にして独立。母としては、発達障害のある子どもの育児に奮闘。自分の経験が同じような状況に悩む人の励みになって欲しいと思い、専門ライターに転身。アラフィフでも人生やり直しができることを実感。