“熱中症は危険なもの”という意識は広がりましたが、熱中症は夏だけ注意すればいいと思っていませんか? 筆者の知人Aさんは秋の遠足で小学4年生の息子が熱中症で搬送されてしまったそうです。注意喚起の意味も込めて、Aさんから聞いた息子の遠足で起きた熱中症事例をご覧ください。

子どもの熱中症、学校の対応は?

病院には担任の先生もおり、Aさんに対し詳しく状況を説明してくれました。

事前の天気予報以上に気温が上がってしまった中、山の中にある公園に到着すると夢中になって遊び始めた子どもたち。教員たちも見守ってはいたが、季節柄油断してしまい息子を含む4人の児童が倒れてしまう結果になったとのことでした。

Aさんは申し訳なさそうに謝罪する先生の言葉を受け入れ、迅速に対応し搬送してくれたことへの感謝を伝えました。

秋でも熱中症には注意が必要

搬送された児童たちは誰も重症化はせず、その日のうちに退院。久しぶりの暑さに体が慣れていない中で、遠足という非日常の行事にはしゃぎすぎてしまったのでしょう。

Aさんは自分自身も「もう秋だから」と熱中症に対して油断していたことを反省。少し涼しくなってきても、まだまだ熱中症には注意が必要なのだと思い知らされたと語っています。

熱中症に限らず油断が招くピンチというのは日常に意外とあるものです。重症化してしまえば命の危険性もある熱中症。秋がやってきてもまだまだ警戒はしておきたいものですね。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2023年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。