大変だけど頑張る同居嫁
Aさんは結婚3年目の30代の主婦。夫の希望で結婚後から仕事を辞め、義実家で同居し、義両親と義妹と一緒に暮らしていました。
「仕事はしなくていいから、家事をして俺を支えてほしい」
Aさんはプロポーズのときに夫に言われた通り、義実家の家事をすべて担い、夫と夫の家族を支えていたのです。最近、夫は出かけることが増えましたが、忙しそうな夫をさらに支えなければとAさんは思っていました。
まさか! SNSのDMで夫の不倫発覚
Aさんが義両親に用事を言いつけられ忙しく過ごしていたある日のこと、AさんのSNSに知らない人からDMが届きました。
そのDMは夫の不倫相手からのもので、Aさんに対して不倫の事実を知らせるものでした。
「夫さんと不倫してます。別れてください」
DMが送られてきたアカウントの投稿を見ると、夫の一部が写り込んだ匂わせ投稿ばかりで夫が不倫をしているのは間違いなさそうです。まさか夫が不倫をしていると思っていなかったAさんはびっくりしてしまいました。
開き直る夫と義両親「いらない嫁」
Aさんは夫に不倫のことを問い詰めました。最初はしらばっくれようとしていた夫でしたが、DMを見せると不倫を認め開き直ります。
夫婦の口論を聞きつけた義両親がやってくると、義両親までもが信じられないことを言います。
「バレないように協力してやったのにバレちまったのか」
義両親は夫の不倫のアリバイ工作に協力していたのでした。そして、義母は「あんたはいらない嫁!」とAさんに吐き捨てたのです。
いらない嫁なので出ていきます!
いらない嫁と言われて以降、Aさんは不倫のことを話すのをやめました。夫も義両親も以前と同じ様子でAさんに家事をすべて任せてきます。
しかし、Aさんは心が折れていたわけではありませんでした。表ではこれまで通り義実家に仕えながら、裏で着々と出ていく準備を進めていたのです。
そしてある朝突然「いらない嫁なんで出ていきまーす!」と爽やかに挨拶して義実家を出ていきました。その後、家事全般を担っていたAさんがいなくなり、義実家は相当困った事態になったそうですが、自業自得ですよね。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年8月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。