40歳で結婚、妊娠
私は40歳で遅めの結婚をしました。周りの友人たちの話を聞いていて、正直自分が子どもをもつのは難しいだろうなと思っていたのですが、予想に反して結婚後すぐに自然妊娠することができました。40歳を過ぎての初産で不安でしたが、さらに双子だということが判明し、嬉しいけどどうしよう……と感情がジェットコースターのようでした。
両親と義実家に報告
正直、私の両親も義両親も孫ができると期待していないのは感じていました。私の年齢も考慮して気遣ってくれていたのだと思いますし、私も子どもは難しいかもね~などと予防線をはっていたのもあります。だからこそ、絶対に喜んでくれるはずだと思い両家に報告すると、全員涙を流して喜んでくれました。私はお腹の子どもに集中したいと考えて仕事は退職し、悪阻もひどかったので家でゆっくりすることにしました。
義姉に一方的に決めつけられ傷心
悪阻が落ち着き義実家へ出向いたときのことです。夫の2歳上の義姉もいたので直接妊娠の報告をしました。すると、「不妊治療大変だったでしょう」「費用どれくらいかかったの? そんな大金だせるなんてお金持ちだね~」などと、不妊治療の子と決めつけられさんざん嫌味を言われてしまいました。違うと言っても、「いいのよいいのよ、今はみんなこっそり不妊治療して体外受精してるっていうじゃない。私なんか20代でポンポン産んだから安上りだったわ~」と一方的に決めつけて話してきました。
不妊治療をしていてもしていなくても、子どもが生まれることは喜ばしいことですよね。不妊治療をしている人も多いこの時代に、なんて偏った考え方なんだ、と気分が悪くなりました。悪気はなかったのかもしれませんが、さすがに頭に来たので、それ以降できるだけ関わらないようにしています。
【体験者:40代・専業主婦、回答時期:2024年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Kato Rira
シナリオライターとして活躍するも、出産と育児を機に、フリーライターに転身。バリキャリから、家庭と仕事の両立への転換を経験し、その思いをコラムに執筆。現在はママ、PTA、職場と家庭のバランスなどを主なテーマにコラムを執筆中。