ママ友とのランチ会で悩むのがお店選び。人により金銭感覚が異なるので、ランチ代の設定で経済格差が浮き彫りになってしまうこともあります。今回は知人から聞いた、ランチ会がきっかけでママ友に貧乏認定された話です。
実は実家が裕福なお嬢様だったA子は、親戚にも会社経営者や不動産オーナーなどのお金持ちがぞろぞろといました。さらに彼女自身も不動産を所有していたため、お金には不自由していなかったのです。
ランチ会当日はそのお店の中で一番景色のいい特別席が用意され、支配人がA子のもとに挨拶に訪れるという明らかなVIP待遇。ママ友たちがどよめく中「すごいのは親戚だから」とA子は謙遜して嫉妬を回避しましたが、立ち居振る舞いからお嬢様オーラを見せつけました。
B美はというと「え? なんで?」と挙動不審な様子でしたが、次第にしょんぼりとした態度に変わっていきました。
それでもB美は「味はまあまあかな」と、なけなしの強がりを見せていたんだとか。何か理由があるのかもしれませんが、マウンティング癖は簡単には直らないようですね。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
Illustrator:南野ななみ
ltnライター:江田愉子
団体職員を経て、ライターに転身。男性が管理職、女性多数が一般職の職場にて、女性と仕事、男女平等参画に関する様々な理想と現実に直面し、それを記事にすることを志す。以来、組織に所属する女性を中心にヒアリングを重ね、女性が生きやすい社会生活に関するコラムを執筆中。