H子の旦那さんは、自分の妻の状況をPTAの役員から指摘されたらしく、お詫びに来たのだと言いました。平身低頭謝るH子の旦那さんに対し、なぜか知らん顔をしていたH子。
ですが、夫の「H子さんが何を言おうと、私は自分の家族が1番大切ですから。別に気にしていませんよ。」と言う言葉を聞くと、ショックを受けたのか顔面蒼白に……。
H子とは、その後学校で顔を合わせることはほとんどなくなりました。
それにしてもH子が一体何をしたかったのか、よくわかりませんね。
夫が自分に興味を示すと言う自信があったのでしょうか?
夫はと言うと、本当に何とも思っていなかったようで「あの旦那さんも大変だなあ」と笑っていました。何か理由があったのかもしれませんが、学校を卒業するまでの辛抱だと割り切って過ごしています。
【体験者:40代女性・パート、回答時期:2024年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
Illustrator:南野ななみ
ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。