女性だけの職場だと、初めはどうしても身構えてしまいがちではありませんか?
女社会だからこそ結束することもありますが、そうでない場合を考えるとゾッとしてしまうかも。
今回は筆者の知人A子さんから聞いた出来事をご紹介します。

夢だった仕事を頑張るぞ! それなのに……

A子さんが新卒で入社したのは、憧れのデパコスの会社でした。
そこでBA(ビューティーアドバイザー)として勤務することになり、充実した毎日を送っていたのです。

しかし、一つだけ悩みがありました。
店長が、A子さんにだけ異様にキツイのです。

「センスのないBAに接客されて、お客様が可哀想~(笑)」

嫌味や雑用を押し付けられるのは当たり前で、周りも店長を恐れているのか知らん顔。
A子さんは、どんどん精神的に追い詰められていきました。

もう限界。悔しいけど本当に辞めたい

そうして1年後、新入社員のB美さんが入社してきました。
かなり年上の女性でしたが、年齢を感じさせないほどの美人。
仕事を覚えるのも驚きの早さで、さらに明るく優しいという、非の打ち所がない女性でした。

一緒に楽しく働いていたのですが、店長はそんなB美さんとA子さんを比べるようになっていきました。
そうして店長からのあたりはもっとキツくなり、本気で辞めようか悩んでいた時、最悪の事件が起きたのです。

それは店長がお休みの日、店長のお得意様が来られたので、A子さんが対応することに。
お客様はA子さんの接客に大満足されて、沢山購入して帰られました。
翌日それを知った店長は、

「人の客取るとかありえないんだけど! 調子乗んなよ!!」

店長は顔を真っ赤にして罵倒してきたので、A子さんは思わず涙が流れました。

(もう無理だ。本当に仕事辞めよう)

A子さんが心の中で決意すると、救世主が現れたのです。