米不足で動揺する世間
今年の6月ごろから、全国的にお米が不足していて、スーパーでも品切れが続いていますよね。
我が家は幸い農家の親戚がいて、いつも同じ時期に決まった量を譲ってもらっているので、ありがたいことにお米に困らずに済んでいます。
対応にモヤッ……
先日、仲良くしているママ友のM美と世間話をしているとき、M美が「どこにもお米が売ってなくて困ってるんだよね」と漏らしました。
私はそんなM美を気の毒に思い、「うちにお米あるから、良かったら少し分けようか?」と提案。M美は「いいの?! ありがとー!」と大喜びで、翌日さっそく車で我が家にお米を取りに来ました。
そこで、少しモヤッとする出来事が。M美はお礼だけ言って、お金を支払わずにお米を持って帰ったのです。
もちろん、こういうときはお互い様なので、お金は別にもらわなくてもいいかな、とは思っていました。でも、普通は『お金払うよ』くらいは言うものじゃないの? と思ってしまう私もいて……。
そもそも「分ける」という私の言い方が良くなかったのかもしれませんね。
ママ友が訪ねてきて?
モヤモヤを抱えつつも、それをM美に伝えられなかった私。
しかし1か月後、M美が大荷物を抱えて再び我が家を訪ねてきました。
そして、「これ、このあいだ借りたお米! あとうちの実家でとれた野菜とか色々どうぞ~♪」と言い、渡したお米の倍近くの量のお米と一緒に、たくさんの野菜や果物を分けてくれたのです……!
思い込みで判断しそうになったことを反省!
よくよく考えてみると、M美はとても義理堅く、普段からお金のやりとりもキッチリしています。
そんなM美が、人からタダで何かをもらうなんて、ありえないことでした。
それを忘れてモヤッとしてしまった自分を恥じるとともに、誤解してしまってM美に本当に申し訳なく思った出来事になりました。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。