雲行きが怪しくなり……
友人たちとランチをした数日後、A子から電話がかかってきて「私の両親の保険も見てあげてくれない?」と頼まれました。
当然私の知識は私が学んだことに私の考えが加わったもので、多少責任が重いと感じたのですが、A子に頼られたため、A子の両親にも保険の説明をすることに。すると次は「姉夫婦と義兄の兄弟にも教えてあげて!」と頼まれてしまい、さすがに「人がどんな病気になるか、いつ入院するかはわからないから、そこまで責任を持って教えられない。」と伝え断りました。
A子は「責任とかいいから教えてあげてよ!」と言っていましたが、怪我や病気で働けなくなったときのことを考えると、その後の人生を大きく左右することになりかねないので、私には答えられません。
その場はなんとか理解してくれたのですが、それからも数年間の間「お母さんが○○で入院したんだけどお母さんの保険ってコレ適用される?」「保険の問い合わせどうしたらいい?」と、事あるごとにA子から連絡を受けることになりました。
こういった取り扱いの難しい、正解のないことについては、簡単に人に助言してはいけないなと感じた出来事となりました。
まとめ
以上が私の友人の体験談です。
勉強して自分の知識を深めることはとてもよいことですが、周囲から丸投げで頼りにされると困ってしまいますね。
わからないことを人に聞きたい気持ちはわかりますが、数学などのように答えが1つのものならまだしも、人生に関わるような案件については、自分で調べることが重要です。
【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2024年8月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。