ママ友は子どもを通してのお付き合い。子どものトラブルがそのまま親同士のトラブルに繋がることも少なくありません。このお話は、筆者の友人・R美のママ友トラブルです。R美が巻き込まれたトラブルの詳細とは──?

謝罪

その後すぐにUさんが我が家にやって来て、詳しい話をしてくれました。
Uさんの息子は、いきなりUさんの前でクレヨンをかじり出したらしく、驚いて声を掛けると、泣きながら私の息子の名前を出したそうです。

しかし、本当は学校でF君たちに「クレヨンをかじれ!」と言われ、Uさんの息子が「クレヨンは家にあるから……」と答えると「じゃあ家でクレヨンをかじってきて感想を聞かせろ!」と言われたとか。
Uさんが私に電話をしているのを聞いて、このままだと大変なことになると思い、事情を説明したと話してくれました。

Uさんは平謝り。
「S君はいつもうちの子のことをかばってくれてるんだって。それなのにゴメンなさい。」と帰って行きました。

その後

Uさんの息子に対するイジメについては、学校で大問題になりました。
多くの児童がイジメの現場を目撃していたこともあり、学校や教育委員会も一緒に問題解決に乗り出すことになったそうです。

他のママ友達も大騒ぎの状態で、どこへ行っても噂話でもちきりになっています。
今回のUさんとのやりとりで、私は子どものことに関しては特に冷静に対応すべきだと学びました。
子どものことが心配なのはわかりますが、噂や憶測に惑わされず、一歩立ち止まって考える余裕を持たなければと思っています。

【体験者:30代女性・会社員、回答時期:2024年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。