学歴はその人を判断する一部にはなりますが、全てではありませんよね。今回は、姑から高卒の学歴をバカにされた知人から聞いたエピソードをご紹介します。反論しても無駄だと耐えていた知人ですが、ある方法で親戚内での地位を確立させたのです。
姑「高卒の嫁なんて」
高卒のA子は、学歴主義の姑のB美から嫁いびりをされていました。
A子が気に入らないB美は、「こんなことも知らないの? やっぱり高卒ね」「あなたにはわからない話よ、高卒なんだから」と、ことあるごとに見下してきます。
B美は直接文句を言うだけでなく、周囲にもA子の悪口を吹き込んでいました。
「うちの嫁はできが悪くて。高卒だから。お恥ずかしい」
A子はどれだけB美からバカにされても、反論しませんでした。
夫のことが好きだったB美は、姑と仲たがいをして夫を悲しませたくなかったのです。
また、学歴主義の人に「学歴で人は判断できない」と真正面から伝えても、理解してくれるとは思えず、「いつかわかってもらえるはず」と自分に言い聞かせて我慢していました。
逆転のチャンスが到来!
そんなA子に、逆転のチャンスが訪れました。
法事でB美の家に総勢30人の親戚が集まることになり、大量の料理を作ることになったのです。
B美は料理に自信があったため、「大丈夫よ」と軽い調子で引き受けていましたが、大量調理に慣れていない人が30人分の料理をスムーズに作るのは難しいことです。
大量の食材を前に、B美はあたふた。
下ごしらえも、満足にできません。
時間は刻々と過ぎていきますが、料理は遅々として進みませんでした。
「あの食材で何をするの!?」「コンロは空いてる!?」「次は何をするの!? 誰か指示してよ!」とキッチンはパニックに。
そんなとき、A子が「自分の出番だ」とばかりにスッと前に出てきました。