ご近所さんとのお付き合いは、時に面倒に感じることもあります。実は筆者もその一人でしたが、今ではとても感謝をしている優しいご近所さんと出会うことができました。筆者が体験した優しい言葉をかけてくれたご近所さんとのエピソードをご紹介します。

嬉しい言葉

息子が不登校の状態であること、近所には心無い言葉をかけてくる人もいることを相談すると「関係ないわよ! 大丈夫! あの子はいい子だから!」と言われて、私は涙が出てきてしまいました。
すでに祖母も母も亡くしたことを話すと「頼りないけど、私はK君のおばあちゃんのつもりよ!」と言ってくれたのです。

私は正直ご近所づきあいが苦手でした。
でもTさんのように、あたたかく見守ってくれる人もいるのだということを知って、とても嬉しく思いました。

息子の気持ち

その後もTさんは、顔を合わせるたびにやさしい声かけをしてくれます。
息子もTさんが大好きで「Tさんに会うと、ばあば(私の母)を思い出すね。」と言っています。

他人なのにここまで優しくしてくれるTさんの存在は、私たち親子にとってかけがえのないもの。
Tさんにはいつまでも元気でいてほしいと思っています。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2024年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。