太ったことをA子のせいにされ、、、
ある日夫が会社から帰宅すると、どこか機嫌が悪そうでした。
「なにかあったの?」とA子が理由を聞くと、どうやら会社の若い女の子からお腹が出てきたことを指摘されてしまったらしく……。
怒った夫の怒りの矛先がなぜかA子になり、「こんなに太ったのはA子、お前のせいだからな! だいたい揚げ物が多すぎるんだよ!」と夫に言われてしまいました。しかし、夫も「うまい!」と言いながら食べており、良かれと思って作りたくもない揚げ物を作っていたA子。
ヘルシーな蒸し料理が食卓に
夫の無神経すぎる発言を受けて、堪忍袋の緒が切れたA子は反撃を開始しました。夫の希望通り、油は極力使わないと決めました。その結果、必然的に蒸し料理が食卓に上がる回数が格段に増加。レンチンやせいろで野菜や豚肉を蒸した料理をメインに、味付けも薄味を意識するようになりました。
最初のころは夫も「俺が食べたかったのはこういうヘルシーなやつだったんだよ! A子もやればできるじゃないか!」と上から目線ながらも、A子の作るヘルシーな料理を褒めてくれました。
揚げ物を作ってもらえない、、、頭を下げる夫
しかし、蒸し料理も1週間ほど経つとさすがに夫も飽きてきたようで……。昼食もA子が作る手作り弁当なので、3食ずっとヘルシーな料理を食べていると物足りなさを感じたようです。
ついに夫は「そろそろ揚げ物を作ってくれないか? 頼むよ」とA子に頭を下げてきました。しかし、油を極力控えることでA子自身の体調や肌質がよくなってきた気がしたことから、夫の意見は無視することに。蒸し料理は「健康にいいから!」という理由で、A子が押し切りその後もしばらく続きました。内心「ざまあみろ!」と思っていたA子でした。
食べた分だけ夫が運動したらいいだけで、A子のせいにするのは納得いきませんよね。料理を担当していたからこそなにを作るかコントロールでき、夫に反撃できたA子。作った料理に文句を言うのではなく、たまには料理を作る妻に感謝の言葉をかけてほしいものですね。
【体験者:50代・女性主婦、回答時期:2024年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:ichika.K
2児の育児を機に、ママの悲喜こもごもを描くライターとしての活動をスタート。子育てメディアなどの執筆を経て、独立し現在はltnでコラムを連載中。大手企業の総合職でのOL経験、そこから夫の単身赴任によりワンオペでの育児を行った経験から、育児と仕事を両立するママの参考になる情報を発信すべく、日々情報をリサーチ中。