認知症は、進行性の病気で重度になると運動や発語が困難になってしまうことがあります。今回は筆者の知人、Yさんから聞いた、認知症の祖母の心温まるエピソードをご紹介します。
きっと祖父のことを思い出したのでしょう。祖母の声を聞いたのはそれが最後になりましたが、そのヘルパーさんが来た日は、祖母はいつも目尻や口元にうっすらと笑顔を浮かべているのがわかりました。祖母が亡くなるまで、そのヘルパーさんに来てもらっていたそうです。
【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2024年6月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
illustrator : saaco
ltnライター : 齋藤緑子
大学卒業後に同人作家や接客業、医療事務などさまざまな職業を経験。多くの人と出会う中で、なぜか面白い話が集まってくるため、それを活かすべくライターに転向。現代社会を生きる女性たちの悩みに寄り添う記事を執筆。