何度も辞めてしまおうかと思った高校生活の心の支えになったのは、友だちがかけてくれた言葉でした。これは筆者の友人の娘さんの体験談です。
何よりの支えになった友だちの言葉
久しぶりに登校した由美をクラスメイトたちは、何事もなかったかのように自然に受け入れてくれたそうです。
由美の仲良しグループの子たちは、若い子なりに思うところがあったのか、体形が変わった由美を気遣うように、最近あった他愛のない話ばかりしていたんだとか。
友だちの気遣いがありがたくもあり申し訳なくも思った由美は、思わずその場で「みんなに気を遣わせちゃってごめん」と泣き出してしまいました。
友だちは「由美が学校に戻ってきてくれたことが、何よりも嬉しいんだよ。」と由美を温かく迎え入れてくれました。
一時は退学しようかとまで思いつめていましたが、友だちの「うちら仲間じゃん」の言葉に支えられ、何度も闘病の辛さにくじけそうになりながらも無事に高校を卒業することができました。
由美は良い友だちに恵まれ、本当に幸せな子だと思いました。
【体験者:40代・専業主婦、回答時期:2024年8月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
Itnライター:K.Sakura
セラピスト・販売員・介護士の職を通じて常に人と関わる職務経験から得た情報を記事化するブロガーを志す。15年ほど専業主婦兼ブロガーとして活動するも、モラハラな夫からから逃げるために50代にして独立。母としては、発達障害のある子どもの育児に奮闘。自分の経験が同じような状況に悩む人の励みになって欲しいと思い、専門ライターに転身。アラフィフでも人生やり直しができることを実感。