若い頃は人から支えてもらっていることのありがたさに、気づけずにいることがあるかもしれません。私の息子もそうでしたが、ある出来事がきっかけで感謝の気持ちを持つようになりました。
これは筆者の息子の体験談です。

汚れたユニフォームの洗濯は大変

私の息子は高校時代サッカー部に所属していました。

遅くまで部活動に参加し、汗と泥にまみれたユニフォームを持ち帰ってくる息子。

ユニフォームにしみ込んだ汚れとにおいは、洗濯機で洗濯するだけでは落とすことができず、毎回手での予洗いが必要です。

汚れと格闘する母を尻目にどこ吹く風の息子でした。

マネージャーに感謝しなさい!

サッカー部には女子マネージャーが2人いました。

彼女たちは準備運動の手伝いや、水分補給の手伝い、けがの応急処置など約40人の部員が練習・試合に専念できるように、かいがいしくサポートしてくれていました。

試合などで息子の部活動を見るたびにマネージャーの働きぶりに感心し、息子に「マネージャーさんたちに感謝しなさいよ」と口を酸っぱくして伝えていました。

そんな私の言葉を他人事のように聞き流していた息子でしたが、ある出来事から考え方が変わったのです。