何が怖いのか私にはわからなかったので、もう少し具体的な説明をお願いしました。すると
Aさん「園児を呼び出して、誰も見てないところで叱るつもりなのよきっと。
それにあの感じ、きっと日常的にやってるよ。あのときの先生、顔が怖かった。」
私「えっと、お話をしただけかもしれないよ? もしかしてその現場目撃したとか?」
Aさん「見たわけではないけど、あの様子はお話だけって雰囲気じゃなかった! きっとこっそり怒鳴ったりしてるんだよ!」
私「……」
事実と憶測
Aさんは、『園児を怒鳴りつけているに違いない! 』と決めつけている様子でした。
それ以上は追求しませんでしたが、現場を見たわけではないのになぜそこまで言い切れるのかと疑問が湧きました。
Aさんはもしかしたら今までに、『怖い先生』と感じる何かがあって、こう言ったのかもしれません。ですがこの情報だけで『怖い先生』と言い切るのはあまりにも早計だと感じました。
そして、『人のうわさって、きっとこんな風に回るんだろうな』と少し怖さを感じた出来事でした。
まとめ
「きっとそうだ!」と思い込んでしまうと、冷静に考えられず、実際に起こったことと憶測の区別がつきにくくなってしまうことは、誰にでもあります。だからこそ、信用できる人の話であっても『その人の主観』が入った話である、ということは心にとめておきたいなと思いました。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:橘るい
IT企業での激務を経験する中、落ち込むことがあった日でも、ほっこりしたり笑える良い話に勇気づけられ、自らも読者を元気づけたいと思いライター業をスタート。キャリアを生かして、友人知人に取材。記事にするコラムライターとしてltnで活動中。