モラハラ気質のある人は、子どもでも平気で攻撃してきます。まさに我が家の夫がその典型。勉強が苦手な次男に訳の分からない叱責を繰り返す夫に、業を煮やした筆者はついに反撃をしてみました。どんな逆襲をしたのか、筆者の体験談をご紹介します。

体調不良

息子は夏休みでも毎日部活があり、酷暑に負けずに頑張っていたのですが、ある日ついに体調を崩してしまいました。
息子に疲れもあったのか、一週間ほど具合の悪い状態が続いてしまったのです。

宿題に手を付けられなかった息子が「お母さん、宿題たくさんあるんだけど、終わらなかったらどうしよう?」と不安そうに言ってきたので、「これから頑張ってやれば大丈夫だよ!」と伝えたのですが、この話を聞いていた夫は何故か激怒。
「終わらなかったらじゃなくて終わらせるんだよ!」「体調を崩したのだって自己管理ができていない証拠なんだ! 自業自得だろ!」と息子を怒鳴りつけたのです。

あなたも……

夫はいつも「仕事が大変だ!」「どうしようもない会社だ!」と愚痴ばかり言っています。
しかし、私から見れば、夫が転職を繰り返しているのも、条件の悪い会社にしか就職できないのも自分のせいなのに、いつも仕事や会社の悪口ばかりを言っているのです。

私は夫の暴言を聞いて、思わず「自業自得っていう言葉って、今のあなたにも当てはまるよね?」と言ってしまいました。
夫は真っ赤な顔をして、私を睨みつけながら自分の部屋に籠ってしまいました。
自分の行動に当てはまることが多すぎて、何も言えなかったのかもしれません。

不思議

自分の息子が不安がっているときに、どうして「頑張れ!」「大丈夫!」と言えないのか、私は本当に不思議でなりません。
いきなり怒鳴られた息子の気持ちを考えると、腹立たしい思いでいっぱいだったので、言い返すことができて良かったと思っています。

それからというもの、夫は私の前で仕事の愚痴を言わなくなりました。
モラハラも少しは治まって来たのかなと思っていますが、今後も息子を傷つけるようなことがあれば、勇気を持って反撃するつもりです。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2024年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。