時間を守ることは人間関係を築くうえでとても重要なことです。
時間を守れないと信頼を失うことにもつながります。
それは家族であっても同じこと。これは筆者の友人の時間にルーズな夫のエピソードです。

時間にルーズな夫

私の夫は時間にルーズです。
独身時代も待ち合わせ時間にはたいてい遅刻。

性分というのは年を取っても変わらないようで、結婚して家庭を持っても時間にルーズなままです。

夫が出かける準備を始めるのは出発予定時刻になってからなので、家を出るのはいつも予定より1時間以上遅くなっていました。

どうしても一緒に出かけたい

当時中学生だった娘の学芸会の時のことです。

私は夫と一緒に出かけると遅くなるから、別行動で学芸会を見に行こうと思っていました。

でも世間体を気にして一人で行くのが嫌な夫が
「子どもの学校行事は夫婦そろって行くものだ」
と、どうしても一緒に行きたがります。

「今回は時間通りに家を出るからね」
と、私はしつこく念押しして、しぶしぶ一緒に行くことをOKしましたが……。

えっ! 今からシャワー?

案の定、夫は出発時間近くなっても支度を始める気配がありません。

娘の出番に間に合わなくなるのではと気が気でなく夫を急かしたのですが、
「まだ時間に余裕があるから」
とシャワーを浴び始めたのです!

このままでは間に合いそうもないので、私は夫を置いてダッシュで中学校に向かいました。

娘の出番には間に合いましたが席が後ろのほうになってしまい、とても楽しみにしていた娘の舞台上の姿があまり見えなくて、残念でなりませんでした。

そんな私の気持ちも知らずに、夫は娘の出番が終わったころにのほほんと到着したのです。

夫のルーズさには慣れていましたが、この時ばかりは腹が立ってたまりませんでした。

夫、娘に怒られて反省

その日の夜、夫があいかわらずの遅刻グセで娘の出番に間に合わなかったことを娘も知り、大激怒しました。

「時間にルーズなのって社会人としてマジで致命的だから。ありえないし!」
と夫にピシャリ。

それからしばらく娘に口をきいてもらえなかった夫は、猛反省したようです。

身についてしまった長年の遅刻グセを直すのは大変なようですが、夫は娘に嫌われないよう一生懸命に直す努力をしています。

娘に好かれる父親になれるよう、頑張って悪癖を克服して欲しいと思います。

【体験者:40代・主婦、回答時期:2024年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Itnライター:K.Sakura
セラピスト・販売員・介護士の職を通じて常に人と関わる職務経験から得た情報を記事化するブロガーを志す。15年ほど専業主婦兼ブロガーとして活動するも、モラハラな夫からから逃げるために50代にして独立。母としては、発達障害のある子どもの育児に奮闘。自分の経験が同じような状況に悩む人の励みになって欲しいと思い、専門ライターに転身。アラフィフでも人生やり直しができることを実感。