祖父母が孫と楽しい時間を過ごしたいと考えるのは自然な感情なのでしょう。
ですが祖父母の感情を満たすのが優先の計画は、孫にとって負担になりかねませんよね。
これは筆者の友人から聞いた体験談です。
ですが祖父母の感情を満たすのが優先の計画は、孫にとって負担になりかねませんよね。
これは筆者の友人から聞いた体験談です。
気乗りしない義実家への帰省
娘が1歳のときの話です。
夫の夏休みに合わせて3泊4日で泊まりに来るように、義父から連絡がありました。
それまでも、義実家にはほぼ毎週末に娘をつれて顔を出していました。
夫の夏休みは家族3人で過ごす時間を大切にしたいという気持ちもあったので、
「普段から日帰りで行ける距離なのに、連泊する必要なんてあるのかしら」
とあまり気乗りしないまま義実家に向かいました。
自分の満足優先のスケジュール
義実家に到着すると、いつも以上に嬉しそうに義父がニコニコしながら待ち構えていました。
昼間は毎日遊園地や公園やお祭りなどにお出かけし、夜は毎晩庭で花火。
お昼寝もままならない過密スケジュールで、まだ1歳の娘には負担が大きいのではと心配でなりません。
知恵をしぼりあれこれ考えてくれたのはありがたいことですが、娘を喜ばすこと以上に義父の満足が優先のスケジュールだったのです。
逆ギレした義父
最終日の計画は庭先のプールで水遊び。
でもその日は朝から曇りで、肌寒さを感じました。
「少し寒くないですか?」と声をかけても義父は「支度をして来い」の一点張り。
義父は自分が決めたスケジュール通りに、娘とプール遊びをしたくてたまらなかったのです。
義父の強引な行動が心配でしたが逆らうことができず、娘の支度をして連れていくと義父は娘を奪い取るようにして抱き上げ、庭先のプールで遊ばせ始めました。
義父は満足そうに水遊びをさせていましたが、寒さのために娘は鳥肌が立ち唇が紫色になってきたのです。
私は急いで「娘が寒がっているからやめてほしい」と言って娘をプールから抱き上げました。
自分が決めたスケジュールを台無しにされた義父は、
「俺の言うことが聞けないなら二度と来るな!」
と逆ギレしてしまったのです。