人との距離感って難しいですよね。特に義実家となるとさらに気を使います。ですが、相手がいい人だったとしても『あれ? なんだかおかしいな』と思ったときは自分の直感を大切にしたい、そう感じるエピソードを知人から聞いたのでご紹介します。

姑の距離感

私は結婚した当初、姑との距離感の取り方に少し戸惑っていました。

私は人とゆっくり親しくなるタイプなのですが、姑は壁がなく、初対面からまるで旧友のようにフランクに話してくれるタイプです。

「今まで何人くらい付き合ったの?」「給料はいくら?」など平気で聞いてきます。
かなり戸惑いつつも、こんなにフレンドリーに受け入れてもらえるのはありがたいなという気持ちもあり、早く慣れるよう頑張ろうと思っていました。

ブレンダー事件

ある日、義実家に呼ばれ、姑と義姉(B美)と3人でお茶をすることになりました。

こんなこと初めてで緊張しつつ話していると、話の途中で姑から
「そういえば私ちゃん、ハンディブレンダーほぼ使ってなかったよね? B美がちょうど欲しいらしいから、あれあげたら?」と言われました。

私は今まで「使ってない」なんて言った覚えがなかったのでびっくり。
きっと別の誰かの話と勘違いしているのだろうと思い、「いえ、普段使ってますよ」と断りました。

ふと目が覚めた

そこで話が終わるかと思いきや

姑「どのくらい使ってるの?」
私「数か月に一度くらいですかね」
姑「そんなたいして使ってないなら、いらないでしょ? 欲しい人にあげたらいいじゃない!」
私「……」

なんだか、あからさまに義姉にあげる流れにもっていこうとしている姑。この間、義姉はずっと黙っていました。
この不自然な会話に私は、『もしかして今日このために呼ばれた?』という考えがよぎりました。

過去にも何度か「あれ?」と感じる会話がありました。
今までフレンドリーだと思っていましたが、このときふと『あ、この人ただ単に私のことを雑に扱ってもいいと思ってるだけだ』という考えに至りました。

もちろん姑の真意はわかりませんが、これを許せば今後雑に扱われてしまうかもしれない。そう感じ、今回はきっぱり伝えることにしました。