筆者の知人A子さんは愛犬をホテルに預けようとしたのですが、まさかの結末に唖然……！
もしもの時に備えていた
共働きA子さん夫婦のお話です。
犬を一匹飼っていたのですが、「自分達にもしもの事があれば、この子は一人になってしまう」ということを気にしていました。
そんなもしもの時に備え、車で30分ほどの義実家に自宅のスペアキーを渡していたのです。
もちろん、そんな事にならないよう健康に気を遣い、車の運転をする時もしっかり周りを見て運転していました。
姑からの提案で、お世話をお願いすることに
そんなある日、2泊3日の旅行へ行くことになったのです。
飛行機に乗るのですが、犬は機内に連れ込むことが出来ません。
トランクなどと同じ荷物扱いになることが不安だったので、今回は連れて行かずにペットホテルへ預けることにしました。
義実家に預けることも考えましたが、残念な事に舅は犬が苦手だったのです。
しかし、ペットホテルに預けると知った姑が、
「預けるのもお金かかるんでしょ！？」
「餌やりと散歩くらいなら、私にも出来るわよ～！」
姑は昔実家で犬を飼っていたので、犬の扱いには慣れているのだそう。
そうして姑に甘えて、我が家に来てもらって犬のお世話を頼むことにしました。
なんか家中が変なんだけど。一体何事！？
旅行から帰宅し、大喜びで尻尾を振る愛犬を見てホッとしました。
丁度姑が犬の餌をやりに来てくれていて、お土産を渡して少しお茶を入れようとした時でした。
なんだか家を見て、違和感を感じたのです。
なぜかあちこち物の場所が変わっていて、食器なども全て場所が移動されていたのです。
泥棒に荒らされたような形跡はないのですが、何かと変な状態の我が家に内心大パニックでした。
姑に尋ねると、まさかの返答が……！！
そんなこと頼んでませんから！！ もう二度と来ないで欲しい
「このほうが使いやすいでしょ！？」
なんと姑は、こちらの了承も無しに勝手に整理整頓をしていたのです。
それを自慢げに言う姑に、言葉が出ませんでした。
呆れて文句を言う夫でしたが、A子さんは嫌な予感がしたので寝室へ向かいました。
A子さんの嫌な予感は的中していました。
なんと、タンスの中まで入れ替えられていたのです！
もちろん服だけでなく、下着まで！
後ろから来た姑は、
「A子さんって意外と大胆なのね♡」
下着を見たことを匂わす発言までされ、ただただ絶句。
夫が寝室に来て姑のやったことを知ると、夫は大激怒しました。
最初は言い訳をしていた姑でしたが、最後は謝罪してしょんぼり帰っていきました。
姑に頼んでいたのは愛犬の世話だけで、家中の整理整頓なんて一切頼んでいません。
2人がいない時にコッソリ侵入するようなことはないでしょうが、もう本当に嫌でした。
愛犬の世話をしてくれたことはありがたかったのですが、こんなことになるなら、もうスペアキー返して欲しい！
まとめ
姑さんは良かれと思ってやってくれたのかもしれませんが、ただのプライバシー侵害ですよね。
お節介をするなら相手の事を考えた上でやらないと、ただの迷惑になりかねません。
【体験者：30代・OL、回答時期：2024年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター：Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。