「そういう時期だ」とわかっていても反抗期の子どもの態度には、親も傷ついてしまうものです。筆者の知人Aさんも反抗期を迎えた中学生の息子が怒鳴るようになり、息子の態度に心を痛めていました。そんなAさんを救ってくれたのが、同居中の祖父。祖父がかけてくれた言葉によって息子の態度は改善されたそうです。何があったのかAさんから話を聞きました。
反抗期、怒鳴り散らすようになった中学生息子
Aさんは中学生の息子を持つ母。最近の悩みは中学生になり反抗期を迎えた息子の対応です。息子はAさんの言葉を無視し「うるせー!」と怒鳴ります。
何に対しても文句ばかり、自分のやるべきこともやらずに怒鳴ってばかりいる息子を見ていると、Aさんは不安な気持ちにさせられるのでした。
さらに、大切に育ててきた息子から怒鳴られることに傷ついてもいました。「早く反抗期が終わればいいのに……」と願いながら日々を過ごしていたのです。
反抗期の息子へ祖父の言葉
そんなAさん親子を優しく見守っていたのが、同居中の祖父です。息子は小さい頃からおじいちゃんっ子でしたが、反抗期を迎えてからは接する機会が減っていました。
ある日、息子がまた怒鳴っていたときのことです。祖父が息子に近寄っていって声をかけました。
「祖父にも反発するんじゃないか……」というAさんの心配をよそに、息子は祖父の言葉をしっかりと聞いています。そして、静かになると自分の部屋へと入っていったのです。