近年の夏の暑さにはびっくりですよね。特に真夏の車内は気温が高く息苦しいほどの暑さです。今回は、そんな猛暑にスーパーの駐車場で筆者が遭遇した親子の話をご紹介します。ちょっとした油断から、危機的状況に陥った親子を発見して……?

機転の利いたとっさの手段とは?

私を含め、周囲の人もその緊迫した状況に気付き、私はすぐに消防に通報しました。

ママもパニック状態で、子どもは暑さと恐怖でますます泣いて、車内の温度も上がる一方。

時間だけが経っていき、このままではとても危険な状況でした。

そのとき、近くにいた一人の男性が自分の車からハンマーのようなものを取り出して来て、ママの了解を得てから、車の窓ガラスを割ってくれたのです。

おかげで車の鍵を開けることができました。

男性のとっさの判断で、消防が駆けつけるまでに無事に子どもを救出することができ一同ホッとしました。

無事に救出できて一安心

車内に閉じ込められていた時間は6~7分ほどで、幸いすぐに涼しいところに避難できました。水分補給することで男の子は大事には至りませんでしたが、もう少し救出が遅れていたらと思うと本当に怖かったです。

小さい子の行動は予想外なことも多く、もしものことも想定して危険を回避する注意が必要だと改めて思いました。子どもが持ちたがったのでしょうが、車の鍵を子どもに持たせるのはやめた方がいいかもしれませんね。

夏の車内は本当に危険な暑さなので、このような事故が起こらないように読者のみなさんも気を付けてください。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2023年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Kumi.M
保育士歴25年。ママたちの修羅場、バトルを多数目撃し、その経験を元にコラムニスト活動をスタート。アラフィフ主婦となった現在は、ママ友・育児・嫁姑問題などを、幅広い人脈を駆使してインタビューを行い、執筆する。