世代によって、家事の分担について解釈が異なることがあります。筆者の友人・Gの義父はまったく家事を手伝うことをせず、すべて義母任せの人。しかし、そんなGの義父が困った事態に陥ります。Gの義父はどんな末路を辿ったのか、Gから話を聞きました。
男子厨房に入るべからず
私の義父は「男子厨房に入るべからず」という言葉を盾に、「昔の偉い人が言った言葉なんだから、従うべきなんだ!」と言い、家の手伝いを一切しないことを正当化している人でした。
夫曰く、自分たちが小さい頃から家のことは何もしなかったとのこと。
当然料理も掃除も洗濯もできず、すべて義母に押し付けるばかり。
義母が冗談で「私が死んだらお父さんどうするの?」と言っていましたが、義父は全く気にする様子がありませんでした。
義母の不在
しかし数年後、他県に住む義祖母(義母の母)が倒れ、義母は介護で家を空けることに。
すると義父は「お前がいなくても俺は問題ないぞ!」と偉そうに言っていたのですが、結局家の中はしっちゃかめっちゃか。
義母に「今すぐ帰って来てくれ」と泣きついたらしいのですが、義母は義祖母の介護で帰れる状態ではありません。
すると義父は私の家に電話をかけてきましたが、我が家は自営業。
「急に家を空けるわけにはいかない」と断ると、かなりご立腹な様子でした。
夫は一人っ子なので、他に頼れる人もおらず、結局は義父が自分でやる羽目になったのです。