一度は身に着けてみたい憧れのブランドがあるという人は多いのではないでしょうか。そのブランドのものを購入するために、頑張ってお金を貯めているという人も。今回は、憧れブランドの服を買おうと思ったら、店員さんから思いがけない発言をされた経験のある筆者の知人、Nさんのお話です。

憧れのワンピース

Nさんは当時就職したばかりで、まだお給料はそんなに高くはありませんでした。
「はいNさん、今月号」
「ありがとうございます!」
いつも可愛がってくれる職場の先輩が、読み終わったファッション誌をくれるのを毎月楽しみにしていたNさん。

「こんなお洋服着てみたいなあ……」
その雑誌はNさんよりも少し年上の女性が対象の雑誌で、掲載されているのはNさんにはとても手の届かない高級品ばかり。

「このワンピースすてき!」
Nさんは、雑誌に掲載されている一着のワンピースに目を奪われました。それはとあるブランドの定番商品で、ブランド独自のデザインが昔からずっと愛されているものでした。
「よし、貯金しよ……」
Nさんはその日から節約生活を始め、ワンピースを買うためにコツコツお金を貯めることにしたのです。