追及
その様子を見ていた男性は「ねぇ、そんなに忙しくないのに、どうしてあんなに待たせたの?」とさらに追及。
確かに時計を見ると、1時間以上経過していました。
その男性は地元企業の会計担当らしく、「私はいろんな手続きをお願いするから、いつもそのくらい時間がかかるけど、この人は通帳を取りに来ただけでしょ? ずいぶんな対応をするんだねぇ。」と呆れた顔。
窓口の女性銀行員は真っ赤な顔をしてうつむいてしまいました。
謝罪
その様子を見ていた上司らしき人が私のところへ謝罪しにきました。
忙しいのであれば、待たされるのも仕方ないのですが、なぜ私が後回しにされたのかはわかりません。悪気はなかったのかもしれませんが、他の人に確認をお願いするなど対応はできたはずです。
隣の男性が言ってくれなければ、私は更に待たされていたのかもしれないと思うと、なぜか無性に腹が立った出来事でした。
【体験者:50代・筆者、回答時期:2024年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。