知人のK子は、結婚相手の実家に初めて帰省したとき、自分が育ってきた環境とあまりにも違うことに驚き、とても困惑したそうです。
今回は、筆者の知人K子から聞いたエピソードをご紹介します。

初めての正月で見た衝撃の光景

結婚後、初めての正月に夫の実家に帰省したK子。夫の実家では、正月やお盆に親戚中が集まるのが恒例です。しかし、古い家屋は冬になると隙間風が入り、部屋の中でも氷点下になることもあります。

そんな中、料理の準備や後片付けをするのはもっぱら女性陣だけ。男性陣は、大きなストーブのある部屋でぬくぬくと過ごし、早々にお酒を飲み自由にくつろいでいる光景にK子は驚愕したのです。

極寒の台所での戸惑いと夫の行動

初めてのことで、何を手伝えばいいのか戸惑っていたK子が部屋の隅に立ち尽くしていると、ほろ酔い気味の夫の親戚の男性から「女(おなご)なら、早く台所で準備を手伝え!」と言われました。

K子が困惑しているそのとき、買い出しから帰ってきた夫が現れました。彼は実家近所のホームセンターで石油ストーブを購入してきたのです。

夫は、そのストーブを親戚の男性に渡し、「叔父さん! このストーブを台所に置いてください! 寒いなか料理してくれてるんだから、そのくらい動きましょう」と頼みました。