両親と同居し家事はせずにわがまま放題の小姑。
両親が他界した後は、もちろん一人残されることになるわけですが……。
急に態度を変えてすり寄ってきた時、あなただったらどうしますか?
これは筆者の知人50代女性から聞いた体験談です。

対照的なふたり

夫の妹の由香(仮名)は有名私立大学を卒業したのち、大手商社に就職し総合職としてキャリアを重ねやがて管理職に。

結婚することなく両親のもとで仕事を続けていました。

いっぽう私は専門学校卒業後に一般企業に就職し3年ほど働き、夫との結婚を機に専業主婦に。

社会で男性職員と肩を並べて第一線で仕事を続けていることに誇りを感じている由香は、家庭に入り仕事をしている専業主婦を見下しているところがあったのです。

その感情は義姉の私に対しても同様で、私が義実家を訪ねた時もどこか見下したような態度で接してきました。

甘やかされて育った義妹

由香は義両親にずいぶん甘やかされて育てられました。

義両親は由香には子どものころから欲しいものは何でも買い与え、身の周りのことも親まかせ、社会人になってからはお給料を家に入れることもなく派手に遊んでいた由香に、なにひとつ文句を言いませんでした。

年末年始やお盆に私たち一家が義実家を訪ねた際も、食事の支度や片づけをすることなくお客さんのように座っている由香。

「私は嫁だから仕方ないにしても、少しくらいは義母の手伝いをすれば良いのに」
と私は内心モヤモヤ。

私のことを見下した態度をとることも、由香のわがままっぷりを目にすることも、義実家に行った時だけのことだからと我慢していたのですが、その後由香の態度が豹変する出来事があったのです。