子どもの進学に口を出したくなるのは愛情があるからこそ。
でも大切にしなければいけないのは世間体よりも、本人の意思ではないでしょうか。
これは筆者の友人女性の体験談です。

お受験しましょ

娘が小学5年生になった時です。

義母が有名私立中学校のパンフレットを大量に持って、我が家にやって来ました。
夫の時と同じように有名私立中学校を受験しろと、娘に勧めだしたのです。

「娘の進学先は私たち夫婦で相談して娘の意思に任せている」と説明しても、「有名私立中学校に行ったほうが、世間から良く見てもらえるから」とひかない義母に私が困っていると、娘がズバッと義母に言いました。

一番大切にしなければいけないのは、、、

「おばあちゃん、いいかげんにして! 私は友達と一緒に地元の中学校に通いたいの。おばあちゃんがみんなに自慢したいからって、私の進路に口出ししないで!」

昔、夫が義母に言えなかった言葉をハッキリと言ってのけた娘、あっぱれです!

娘の強い意思の前に義母は何も言えなくなり、以来娘の進路に口出しをすることはなくなりました。

義母も娘のことを思っての行為だと思いますが、 一番大切にしなければいけないのは本人の意思。

娘は地元の公立中学校に進学し、大人になってからも地元の友だちとのつきあいは続いています。

娘の意思を尊重できて良かったと思いました。

【体験者:50代・主婦、回答時期:2024年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Itnライター:K.Sakura
セラピスト・販売員・介護士の職を通じて常に人と関わる職務経験から得た情報を記事化するブロガーを志す。15年ほど専業主婦兼ブロガーとして活動するも、モラハラな夫からから逃げるために50代にして独立。母としては、発達障害のある子どもの育児に奮闘。自分の経験が同じような状況に悩む人の励みになって欲しいと思い、専門ライターに転身。アラフィフでも人生やり直しができることを実感。