筆者の知人女性Fは、モラハラ夫の心無い言葉に疲れ果て、遂に離婚を決めました。
それでも真面目な性格のFは「離婚して娘を振り回してしまった」と大きな罪悪感を抱いてしまいます。ですが実際のところ、Fの娘が示した反応は意外なものでした。
今回は知人女性Fから聞いた実体験を紹介させていただきますね!

娘の温かい言葉にホロリ

確かに離婚した夫はモラハラ気質の持ち主でしたが、大企業に勤務していましたし、世間体はちゃんとしていました。
例え自分が夫に傷付けられたとしても、娘にとっては良い父親だったかもしれないとFは己を責めるようになります。

ですが離婚後、娘と2人でアパートに引っ越すと、娘は笑顔でこう言いました。
「お母さんがお父さんに傷付けられるのを見て、私も胸が痛かったの。だから、大好きなお母さんと2人で暮らせて、すっごく嬉しい! これから絶対に私達、幸せになろうね!」
まさか娘がそんな風に思ってくれていたなんて……。娘の温かい言葉に、Fもまた「絶対、幸せになる!」と決意を固めます。

再スタートを切り軌道に乗る

以前は専業主婦だったFですが、離婚を機に、学生時代に取得した医療事務資格を活かして、医療事務として勤務し始めました。
彼女の丁寧な仕事ぶりが評価され、現在は経済的にも安定した生活を送っているということです。

これまで苦しんだ分、Fと娘には最高に幸せになって欲しいものですね。
きっと2人には明るい未来が待ち受けていることでしょう!

【体験者:40代・独身女性、回答時期:2024年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:六条京子
ティネクトのエッセイコンテストで大賞を受賞したのをキッカケに、ライター活動開始。街コンや女子会に積極的に参加して、インタビュー対象を探す日々。Xでも「六条京子@Webライター(@akasinokata321)」として発信を行う。