企業体質に問題があり、従業員がすぐに辞めてしまう、入れ替わりの激しい職場は、多数存在するようです。今回は筆者の知人女性から聞いた、劣悪環境過ぎる職場で勤務していたときのエピソードを紹介します。

退職者続出

私は美容クリニックに看護師として勤務しています。この勤務先ですが、お給料は悪くないのですが、待遇にいろいろと問題があるんです。

日報を書いたり、タオルの洗濯をしたり、という雑務は就業時間に含まれず、無償の残業扱いになっていたり、忙しい日には休憩が取れなかったり。

ほかにも、美容クリニックだというのに、まともな研修を受ける時間を取らせてもらえなかったり、希望の休みが通りにくかったり、従業員の不満が募りそうな問題を多数抱えています。

そんな状況がかさなり、あるとき従業員の半数が同時に退職してしまう事態に発展。

人手不足に陥り、さらに忙しい状況へとなってしまいました。

担当制の予約制度

美容クリニックということもあり、看護師資格のある人のみ施術できるメニューや医師資格のある人のみ施術できるメニューなど、さまざまな施術メニューがあります。

そのため私の勤務先では、担当制で予約を取っていくシステムを採用しています。

スケジュール管理表があり、そこに『従業員の名前、時間帯ごとの予約』が記載されており、そのなかには研修時間や休憩時間も組み込まれる体制です。

なにこのスケジュール!

ある日、スケジュール管理表を確認すると、私の名前の欄には出社時間の9時から、退社時間の18時までびっしりと予約が詰まっていました。

予約がびっしりと詰まっているということは、休憩時間もないということ。さすがに困ると思った私は上司に「すみません、これでは昼休憩どころかトイレ休憩すらままならないんですけど。」と直談判することに。

しかし、上司の返答は驚愕の内容でした。