子持ち友達と飲み会
ある日、子どものいるA子とB子という友達2人と、A子の自宅で飲み会を開催することに。
A子とB子は子連れで参加していますが、私にはまだ子どもがいません。そのためメンバーはA子とA子の小学生の子ども2人、B子とB子の2歳の子ども1人、私といった構成。
子どもたちが遊んでいる真横のリビングのテーブルで、大人3人は飲み会をしていました。子どもも大人も楽しく時間を過ごしていたのですが、私がふと子どもたちに目をやった瞬間、B子の子どもがとんでもないいたずらをしていたのです!
ハイブランドカバンに落書き
B子の子どもはどこから引っ張り出してきたのか、A子のハイブランドカバンにマジックで落書きをしています。
私はB子の子どもの元へ駆け寄り「これは書いちゃダメだよ! A子ちゃんにごめんなさいしようね。」と話しかけました。すると、すぐにA子もこちらに駆け寄り「子どもの手の届くところに置いていた私が悪いから、気にしないで。」と言います。
そうはいっても数十万円もするハイブランドのカバン。自分の子どもが落書きをしたのだから、B子も焦っているだろう、と思ったのですが……。
驚愕の親の反応
B子はその場から立ち上がることすらせず「そうそう、○○(私の名前)は子どもいないからわからないかもしれないけど、子どものしたことだから。2歳の子に言っても無駄よ、可哀そうだから怒らないで。」と。
「子どものしたことだから。」というのは、された側がフォローのために言うものであって、した側の言葉ではありませんよね。反省したり子どもに注意したりする素振りも見せないのはちょっと違うんじゃないか? と感じました。
確かに私に子どもはいませんが、私が子どものころ、私が人に迷惑をかけることがあれば、私の母は頭を下げていました。
子持ちの友人もたくさんいますが、私の家で悪さをしたり、物を壊したりした際は、友人に謝られています。
悪気はなかったのかもしれませんが、B子の「子どものしたことだから。」というのは、とても都合のいい言葉だと感じ、残念に思いました。
【体験者:30代・会社員女性、回答時期:2024年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。