いまや身近な存在である通販サイトや配達サービス。外に出なくても家に荷物が届く利便性に、ひんぱんに利用している方も多いのではないでしょうか? 今回はそんな荷物を配達してくれる『配達員』をしている友人から、夏の配達にまつわるエピソードを聞きました。

電話口の女性の事情

話していてわかったことなのですが、電話口の女性は高校生の女の子。今日、地元でおこなわれる花火大会に彼氏と出かける約束をしていて、この荷物は花火大会に着ていく予定の浴衣なんだそうです。

待ち合わせの時間までに着付けをして準備をしようと思うと、15時までには受け取りたいとのことですが、なかなか荷物が届かず焦って電話をしたと話しています。

本来の予定を変更して、電話口の女の子の荷物を先に運ぶと、私は1時間の残業は必須。しかし、彼氏との約束を楽しみにしている女の子に、荷物を届けてあげたいという気持ちもこみ上げてきました。

私は残業覚悟で、女の子の自宅に荷物を届けに行くことに。届け先で女の子はとても喜んでくれて、何度もお礼を口にしていました。

配達員からのお願い

この女の子には「荷物の指定時間が多いときにはこのような対応はできないかもしれないから、今度からは時間指定を使ってみてね。」と伝えました。

実際に多忙な職種であり、配達員の都合やその日の荷物量によっては、今回のように先回りするのは不可能な場合もあります。

なるべく在宅の時間で、必要なタイミングに間に合うように、時間指定をしてもらえると大変助かります。

まとめ

以上が女性配達員をしている友人の体験談です。
今回のケースは配達員である友人が心優しかったことと、たまたま時間指定の荷物がなかったことが重なって起こったレアケースです。

私自身も時間指定なしで配達を注文していて、不在中に荷物が届いてしまい、再配達を依頼したケースが何度かあります。

注文する時に時間指定を選べない場合もあるので、一概には言えませんが、できることなら多忙な配達員さんへ、感謝とリスペクトを示すためにも、『荷物が必要な時間に間に合うように』『不在で何度も再配達をさせてしまわないように』時間指定を積極的に利用したいと思ったエピソードでした。

【体験者:30代・女性パート、回答時期:2024年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。