はっきりとものを言う人は、好かれることもありますが、嫌われることもありますよね。今回は知人から聞いた“自称サバサバ女”のママ友のエピソードをご紹介します。自称サバサバ女のママ友は自分の考えを押し付けてきましたが、ある一言で華麗に回避したのです。

ある一言で空気が一変

B美は気分を害することもなく、余裕の表情を見せています。
そして「夫がマニアで自宅の地下にシアタールームがあるの。迫力満点で面白かったよ」と笑顔で返答したのです。

「すごい!」「いいなぁ」と、ママ友たちから羨望の眼差しで見つめられたB美ですが、自慢することなく、大らかな態度を見せました。
「夫が奮発したの。映画館もいいけど、子どもとゆっくり映画を観たいって言って。子どもたちがもうちょっと大きくなって静かに映画が観られるようになったら、みんなで鑑賞会したいね」

それを聞いたみんなは「いいの!?」と大盛り上がり。
その様子を見たA子はそれ以上言葉が出せず、何とも言えない表情で沈黙していたそうです。

思ったことを正直に言うのは悪いことではありませんが、相手への配慮が欠けていると人を不快にしたり傷つけてしまうことがあります。
A子に悪気はなかったのかもしれませんが、無神経だと感じているママ友も多かったようです。
人から好かれる“サバサバ女”になるには、言われた側がどう受け止めるか、考えることが必要なのかもしれませんね。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:江田愉子
団体職員を経て、ライターに転身。男性が管理職、女性多数が一般職の職場にて、女性と仕事、男女平等参画に関する様々な理想と現実に直面し、それを記事にすることを志す。以来、組織に所属する女性を中心にヒアリングを重ね、女性が生きやすい社会生活に関するコラムを執筆中。