子育てをしていると、思わず身構えてしまいそうなのが「反抗期」。まれに反抗期が無かったという人もいますが、多くの人が体験していることではないでしょうか。
筆者の知人A子さんは、そんな息子の反抗期にかなり手を焼いていて……。何があったのかA子さんから話を聞きました。

兄に感謝。息子の心が少し知れて良かった

兄は息子をバイクの後ろに乗せて、そのまま田舎の方へ2人だけでキャンプをしに行ったのだそう。
2人で色んな話をしていると、息子がバイク好きという事が分かり、2人はかなり打ち解けました。

キャンプも大盛り上がりで、結局キャンプの後、兄の自宅にもう一泊して帰ってくることになったのです。

息子が優しく話してくれたのは、正直帰宅したその日だけでした。
それでも、兄を通じて初めて息子の気持ちを知る事が出来たのです。

普通に返事をしようとしても、何故かイライラしてしまうこと。
それが続いて後戻りできず、ぶっきらぼうな態度のままになってしまうこと。

そして息子にとって「何かあればおじさんに頼れる」と、新たに安心できる居場所が出来たことが大きかったようでした。
あの日以来、兄と息子は時々連絡を取り合っているようです。

思春期の多感な時期は色々ありますが、子どもが安心して頼れる大人が増えるということは、とても重要なのだと思った出来事でした。

まとめ

反抗期は自立に向けて必要な成長過程の一つです。程度はありますが、本人がどうしようもなくイライラしてしまうことも多いでしょう。
そんな時には親からの言葉ではなく、第三者の大人の意見の方が、割とすんなり受け止めてくれるのかもしれませんね。

【体験者:40代・主婦、回答時期:2020年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。