子育てをしていると、思わず身構えてしまいそうなのが「反抗期」。まれに反抗期が無かったという人もいますが、多くの人が体験していることではないでしょうか。
筆者の知人A子さんは、そんな息子の反抗期にかなり手を焼いていて……。何があったのかA子さんから話を聞きました。
筆者の知人A子さんは、そんな息子の反抗期にかなり手を焼いていて……。何があったのかA子さんから話を聞きました。
酷い反抗期。一体どうしたらいいの?
A子さんの息子が中学1年生の頃から、本格的な反抗期がやってきたようでした。
挨拶は無視、何か話しかけると怒鳴り返してくる。
さらには物を壊すなど、結構凄いものでした。
夫に頼りたかったのですが、生憎夫は単身赴任中。
ほとんど家に帰ってくることが出来なかったので、頼りにすることも出来ません。
どうしようも出来ない日々に、A子さんも疲れ切ってしまっていたのです。
急遽、兄に助けを求めることに
A子さんは息子の事を実母に相談すると、「じゃあ、お兄ちゃんに頼んでみたら?」とのこと。
実は、A子さんの兄は中学校のベテラン教職員。
子どもの扱いには慣れたものだったのです。
仕事以外も子どもの相手なんて、疲れないかな? とは思ったのですが、もう頼れる人が他にいませんでした。
そんな兄に相談すると、快く対応してくれる事になりました。
元々息子にとって兄は「正月に会える気さくなおじさん」という感じで、会う回数が少ない割には懐いているようでした。
そんな兄の家に一泊するという話になり、息子も承諾してくれたのですが……。
一緒に行っちゃダメなの? まさかの息子一人で出発
A子さんも一緒に行くことを、息子は嫌がったのです。
「お母さんが来ないなら行く」
そう言ってきかないので、兄に相談して息子一人で出発させることにしました。
こうして、息子の初めての一人でのお泊りが始まりました。
兄に任せているので大丈夫だろうと思いつつ、不安でその日はあまり寝付けませんでした。
しかし帰ってきた息子は、心なしかいつもより優しく話してくれたのです。
兄は一体何をしてくれたのでしょうか?