令和4年度に子ども家庭庁が実施した調査によると、小・中学校における不登校児童生徒数は299,048人(前年度244,940人)で、在籍児童生徒に占める不登校児童生徒の割合は3.2%に上ると報告されています。そんな不登校の状態に陥った筆者の息子。3年間という長い不登校期間に親として悩んだこととは? 筆者の体験談をご紹介します。

不登校

私の次男は軽度の発達障害があります。
保育園の年中時代から支援教室などに通い、サポートを受けていましたが、小学校入学時は通常のクラスで大丈夫だと言われたので、普通学級に入学しました。

しかし、1年生の最初からクラス内でイジメがあり、息子は格好の標的に。
3年生の1学期までは何とか通ったものの、夏休みの明けた2学期からは学校へ行けなくなってしまいました。
ここから長い不登校の期間が始まったのです。

自己肯定感爆下がり

私には息子が2人います。
ただ、子育てをしている間で、もっとも感情が入り乱れたのがこの時期でした。
親としてどうあるべきか、どういう声かけをするか、子どもの意見をどこまで尊重すべきか……一生懸命頑張ってきたはずなのに、自分の子育てに自信がなくなってしまいました。

学校側との話し合いではどうしても感情的になってしまい、家でも自分の感情がよく分からなくなる始末。
息子には「更年期だねぇ。」とふざけて話していましたが、自分で自分の感情がコントロールできない日々が続いていました。