スーパーで、一度買い物カゴに入れた商品を、やっぱり買うのをやめて元の陳列場所に戻すことってありませんか? そんな時、きちんと元の場所に戻すならまだしも、全く別の場所に適当に置いたら、お店の人にも他のお客さんにも迷惑ですよね。今回は、筆者の友人A子からスーパーでマナー違反のお客さんを見かけた話を聞きました。

親子の買い物風景

友人A子がいつも行く近所の安売りスーパーでの出来事でした。週末の午後、A子はカートを押して買い物をしていました。スーパーは買い物客で大賑わい。その中でも特に目を引いたのが、幼い3歳くらいの子どもをカートに乗せ、カートの横に5歳くらいの子どもを引き連れた親子らしき姿でした。

店内はまず、生鮮野菜コーナーを通り、冷蔵・チルドコーナーへ進むようになっているので、A子は必然的に親子の後ろを進むことに。母親らしき女性は、とても急いでいる様子で目についた商品を次々と手に取り買い物カゴに入れていきました。

焼きそばを戻すのが面倒な母親

お菓子コーナーに差し掛かったとき、5歳くらいの子どもは「お菓子食べたーい」と走って向かい、3歳くらいの子どもも女性にカートから下ろしてもらいお菓子コーナーへ向かいました。女性もカートを押しながら後を追いました。

子ども達が「何がいいかな」とお菓子を選んでいる間、女性は買い物カゴに目をやると、「これ、うちにあったわ」と言い、なんと冷蔵・チルドコーナーにあった焼そばの麺を元の陳列場所に戻さず、全く別のお菓子コーナーに戻そうとしたのです。明らかに、元の場所に戻すのが面倒だった様子でした。

その瞬間、A子は内心「えっ?」と驚きました。それに彼女は気づいているのかいないのか、平然と焼そばの麺をお菓子コーナーに置こうとしたのです。