普段の何気ない会話でも、言葉の使い方に気をつけないと気づかないうちに相手を傷つけてしまうことがあります。今回は、妊娠を報告した際、悪気のないママ友の言葉に〈イラッ〉とした筆者の友人A子から聞いたエピソードです。

ママ友の心無い言葉

そのときママ友から返ってきた言葉は「やっちゃいましたね」という一言。A子は一瞬耳を疑いました。最初は意味がわからずに戸惑いましたが、ママ友は続けて「40歳過ぎて双子なんて私なら考えられない」と言ったのです。A子は一般的にも今回の妊娠がかなりハイリスクであるということは十分に理解していました。

なので、ママ友がそう感じることは否定はしません。ただ、「やっちゃいましたね」という言葉は、まるでA子が何か失敗を犯したかのように聞こえてしまい、A子はその無神経な発言に〈イラっと〉したのです。それ以降、A子はそのママ友との会話を避けるようになりました。

言葉の選び方

ママ友は素直に思ったことを言葉にしたのだと思います。悪気はないのでしょうが、その一言がA子を傷つけてしまいました。普段の何気ない会話でも言葉の選び方がどれだけ大切か改めて考えさせられるエピソードでした。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2024年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yumeko.N
元大学職員のコラムニスト。専業主婦として家事と子育てに奮闘。その傍ら、ママ友や同僚からの聞き取り・紹介を中心にインタビューを行う。特に子育てに関する記事、教育機関での経験を通じた子供の成長に関わる親子・家庭環境のテーマを得意とし、同ジャンルのフィールドワークを通じて記事を執筆。