今回は筆者の友人から聞いた【ママ友トラブル】を紹介します。ママ友の中で、自分にだけ露骨に冷たい態度をとってくる人が。その理由は、まさかの「占い」!? 唖然としていたら、背後から「あの〜」と声をかけられて?

ママ友が私を避ける理由を知り、唖然としていると、救世主登場!

私に呼び止められたXさんは振り返って、唐突に「あなた、AB型なんですよね?」と聞いてきました。

(そういえば、複数のママ友の前で自己紹介した時に、血液型がAB型って話したっけ)と思い出しながら、「そうですけど……それが何か?」と聞き返す私に、Xさんは真顔でこう答えたのです。

「私が通っている占いの先生から、『髪の長いAB型の女性とは、夏が終わるまで関わってはいけない』と言われているんです。だから、あなたとは来月あたりまで仲良くできません!」

確かに私は腰まであるロングヘアーです。しかし「髪が長くてAB型だから」避けられていたとは思わず、言葉が出ませんでした。

私が黙り込んでいると、沈黙を破るように「あの〜」と声をかけてくる人が。それは隣で私たちの話を聞いていたほかのママでした。

そのママは苦笑いしながら、Xさんに「私もAB型で髪長いんだけど。Xさんとは普通に仲良くしていたつもりなんだけど、今後はしばらくしない方がいいのかな?」と質問。

青ざめたXさんが「えっ! あなたもなの!?」と言うのと同時に、周りにいた保護者たちも「髪長いAB型? 私もそうなんだけど!」「そういえば、〇〇くんのママもじゃない?」とざわつき始めました。

最初に会話に入ってきたママは、Xさんに「『AB型で髪の長い女性』って、結構当てはまる人多いから、気をつけて発言した方がいいよ。あと占いを信じるのは自由だけど、他人に嫌な思いさせちゃだめだよ」と諭してくれたのです。

結局、悪気はないのかもしれませんが、Xさんが私に謝罪したり、態度を改めてくれたりすることはなかったため、私が卒園までXさんと仲良くなることはありませんでした。

しかし、Xさんを諭してくれたママとは、子供が小学校に上がった後も、親子で交流するほどの仲になれたので、結果的にあの出来事があって良かったと思っています。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2024年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Hinano.N
不動産・金融関係のキャリアから、同ジャンルにまつわるエピソードを取材し、執筆するコラムニストに転身。特に様々な背景を持ち、金融投資をする女性の取材を得意としており、またその分野の女性の美容意識にも関心を持ち、日々インタビューを重ね、記事を執筆中。