旦那から「保険金の受取人から外す」と言われた義母のあり得ない行動
旦那は生命保険に入っており、元々は前の奥様が保険金の受取人になっていました。
前の奥様の死別後、「息子を保険金受け取り人にするのはまだ幼すぎるから」という義母の提案で一時的に義母を受取人に設定していたのですが、結婚を機に「その受取人を義母から私もしくは息子に変更しよう」という話になりました。
そこで旦那の実家に行った時、義母にその話をすると、義母は旦那に「あんたに何かあった時、残される母親が心配じゃないのかい!?」と激怒したのです。
旦那が「元々は、息子のためにかけている保険だからね」となだめても「せっかく育ててやったのに、この恩知らず!」と怒りが収まらない様子。
それを見て「そもそも保険金なんて、旦那に何かあった時にしか受け取れないのに。お義母さんは、旦那のことより自分に入ってくる可能性のあるお金の方が大切なんだ」と、私はゾッとしました。
「できれば今後義母とは関わりたくない、でも旦那にとっては母親だし……」と悩んでいると、隣の部屋で寝ていたはずの息子がやってきました。
そして淡々と「おばあちゃんは、お金をもらえる時だけパパに優しくて、いつもは文句ばかり言っているから、嫌い。もう会いたくない」と言ったのです。
それを聞いた旦那は「嫌な思いさせてるの、気づかなくてごめん」と息子を抱きしめました。そして義母に、「そういうわけで、もう母さんとは距離を置くから」と言い放ち、私と息子を連れて実家を後にしたのです。
旦那いわく、薄々自分が「搾取されている」と感じていたようで、「これで良かったんだよ」とスッキリした顔をしていました。その後も少し揉めたものの、私たちは本当に義母から距離を置くことができたのです。
家族よりもお金に執着する義母から離れられてほっとしたのと同時に、「子供は意外と大人のことを見ているんだな」と感じた出来事でした。
【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2024年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Hinano.N
不動産・金融関係のキャリアから、同ジャンルにまつわるエピソードを取材し、執筆するコラムニストに転身。特に様々な背景を持ち、金融投資をする女性の取材を得意としており、またその分野の女性の美容意識にも関心を持ち、日々インタビューを重ね、記事を執筆中。