今日は筆者の知人が体験した「恐怖のご近所トラブル」をご紹介します! 玄関のインターホンが鳴り、カメラに知らない女性が写っていたので用件を聞くと、耳を疑うような発言が飛び出して!?

突然自宅を訪れた見知らぬ女性。その目的とは?

ベビーカーを旦那の妹にあげてからさらに2年ほど経ったある日、玄関のチャイムがなりました。

「誰だろう?」とモニターを見ると、見知らぬ女性が1人で立っています。何かの勧誘かと思い応答せずにいると、その女性は2、3回チャイムを鳴らして去って行きました。

しかし次の日も再び現れたため、「何かご用があるご近所の方なのかな?」と思い、インターホン越しに応答してみたのです。

すると女性は笑顔で「以前、玄関の前にベビーカーを置いていましたよね?」と聞いてきました。「あぁ、かなり前ですけど……それが何か?」と聞き返すと、耳を疑うような返事が。

その女性は「あれ、ずっと欲しかったので、ください」と言ってきたのです。以前から知っている人ならまだしも、話したこともない人の家を訪問して、ベビーカーが欲しいと言うのです。

私は突然のことに困惑しながら「あのベビーカーは、かなり前に親戚の子どもにあげたので、うちにはありません」と答えると、それまでの笑顔だった女性の様子が一変。

鬼のような形相で、「どうして勝手にあげてしまったの!? 私に赤ちゃんができたら、絶対もらおうと思っていたのに! 今、私のお腹にいる子のベビーカーになるはずだったのに! あげてしまったのなら、責任を持って、あなたが新しいベビーカーを買いなさい!」と意味不明なことを怒鳴ってきたのです。

インターホン越しでしたが、その常軌を逸した様子に恐怖を感じた私は、すぐに警察に通報。しかし警察が到着する前に女性は逃げてしまい、その後も捕まったという知らせもなかったので、結局その女性が誰かはわからずじまいでした。

その後はその女性が訪ねてくることはありませんでしたが、しばらくは怖くて一人で外出することができず、またチャイムが鳴るたびにビクビクしながら生活する羽目に。

それからというもの、何が標的にされるかわからないので、必要以上に家の外にモノを置かないように気を付けるようになりました。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2024年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Hinano.N
不動産・金融関係のキャリアから、同ジャンルにまつわるエピソードを取材し、執筆するコラムニストに転身。特に様々な背景を持ち、金融投資をする女性の取材を得意としており、またその分野の女性の美容意識にも関心を持ち、日々インタビューを重ね、記事を執筆中。