価値観は人それぞれですので、人に価値観を押し付けるのはやめてもらいたいものですよね。筆者の知人Aさんは義両親から「ゲームは馬鹿になる!」と子どもにゲームをやらせるのを咎められていたそう。しかし、現実はゲームで馬鹿になるどころかいい効果が表れていました。Aさんから聞いた祖父母と孫のゲームバトルをご覧ください。

祖父母の主張「ゲームは馬鹿になる!」

Aさんは小学5年生の息子を育てる母。小さな頃からゲームが大好きだった息子と近くに住む祖父母は、ゲームのことでバトルになることがありました。

「ゲームをすると馬鹿になる!」

祖父母はゲームをしている息子を見かける度にそう言い、息子はゲームを中断されてしまいます。息子は祖父母がいるとゲームができないことを、とても不満に感じていました。

「ゲームってこんなに面白いのに、すると馬鹿になるの?」と悲しそうに言う息子の顔を見ると、Aさんも切ない気持ちにさせられるのでした。

Aさんの考え「ゲームは決まりを守って」

祖父母は「ゲームは馬鹿になる」という考えでしたが、Aさんは違っていました。自身もゲームをして育ったAさんは、ゲームから学べることもあると考えていたのです。

だから、祖父母に叱られて落ち込む息子に対しても、「ちゃんと決まりを守ってやれば大丈夫だよ」と声をかけゲームを禁止することはしませんでした。

祖父母は会う度にゲームを悪く言っていましたが、その陰で息子はゲームと上手に付き合っていったのです。

息子がゲームから学んだこと

ゲームをやり続けていたある日、息子はゲームがどうやって作られているかに興味を持ちました。そして、ゲームを作ってみたいと言う息子を、Aさんはプログラミング教室に通わせることに。

息子はすぐにプログラミングに夢中になり、どんどんと吸収していきました。自作のゲームを作りAさんに見せてくるようになり、Aさんは息子が成長しているのを感じていたのです。

「馬鹿になる」と言われていたゲームをきっかけに、息子がプログラミング技術を習得したことをAさんは誇らしく感じました。