平気で人に物をたかったり、お金を借りて返さなかったりといったように、図々しい人に出会った経験のある人もいるのでは? そういう人は甘い顔をしているとどんどんつけあがって、より図々しくなっていくことがあります。今回はそんな図々しいママ友に困らされた経験のある筆者の知人、Sさんから聞いたお話です。

図々しい発言に……

ある日、いつものようにセルフのカフェで注文をしてから財布を開いたKさん。
「あ、今日もお金足りないかも。ちょっとだけ貸して!」
Kさんはすぐ後ろに並んでいたSさんにそう言いました。

しかしSさんは過去に何度もKさんに小銭を貸していたため、もう我慢の限界。チラッと財布を確認し、「細かいのがないから無理だわ」とそっけなく答えました。

Sさんとしては遠回しに断ったつもりだったのですが、Kさんは当たり前のようにこう言いました。
「大きいの持ってるなら、Sさんがまとめて払ってくれたらいいじゃない」
あまりにも図々しいその発言に、周りのママ友たちもドン引き。

とりあえずその場は他のママ友が小銭を渡して済ませましたが、それから全員Kさんと距離を置くようになったそうです。

その後Kさんももうこのグループからお金は借りられないと思ったのか、他のママ友グループに入ったものの金銭トラブルを繰り返し、とうとう転園することになったとのことです。

何か理由があったのかもしれませんが、たとえ少額でも、借りたお金はきちんと返さないと、いずれ誰にも相手にされなくなってしまうのは当然のことですね。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子
大学卒業後に同人作家や接客業、医療事務などさまざまな職業を経験。多くの人と出会う中で、なぜか面白い話が集まってくるため、それを活かすべくライターに転向。現代社会を生きる女性たちの悩みに寄り添う記事を執筆。