プロが言うなら
すると、ヘアメイクさんは、
「ああ、たまにそう言う人もいるんだけどね。今見て違和感があったとしても、写真だとこっちのほうが絶対にいいから!」とスパっと言い切りました。
写真だとこの眉が良く見えるのかな? いやでも、と違和感を抱きつつも『プロが言うなら、そうなのかな』と思い、そのまま前撮りをすることに。
後日できあがった写真を見ると、眉はギュインと鋭く、やっぱりどう考えても違和感しかありませんでした。
自分の感覚を信じよう
私は初めて見たとき、ショックで泣いてしまい、それ以降写真を見ることもしませんでした。
当初は『せっかくの前撮り写真なのに!』とヘアメイクさんに対してのモヤモヤした気持ちがぬぐえませんでしたが、時間がたったことで今では「私の前撮り写真おもしろいから見て(笑)」と話のネタにできるくらいになりました。
今でもヘアメイクさんへのモヤッとした気持ちがゼロなわけではありませんが、最終的には自分が決めたことだしな、という考えにシフトしていったように思います。
この経験から、プロの言うことでも、『これからは、違和感があれば、自分の感覚を信じよう』と思うようになりました。
まとめ
ヘアメイクさんも悪気があったわけではないでしょうし、プロに言われると「そうなのかな?」と思う気持ち、とても良くわかります。それに最終的に決定したのは自分自身だからこそ、やりきれない気持ちにもなりますよね。だからこそ、今回のお話のように、後悔しないよう自分の感覚を信じようというのはとても大切だなと思いました。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2020年4月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:橘るい
IT企業での激務を経験する中、落ち込むことがあった日でも、ほっこりしたり笑える良い話に勇気づけられ、自らも読者を元気づけたいと思いライター業をスタート。キャリアを生かして、友人知人に取材。記事にするコラムライターとしてltnで活動中。