今回は筆者の知人から聞いた「ご近所トラブル」を紹介します。仲良くなった近所の人に、親切心でウォーターサーバーの水をあげたら、水目当てで我が家に来るようになってしまい!?

そんなことが何回もあり、そろそろ断ろうと思っていた矢先に、昔から仲の良いママ友4人が我が家に遊びにくることになりました。

当日、リビングでお茶をしながら近況報告などの話に花を咲かせていると、玄関のチャイムが鳴り、Aさんが訪問。

私が玄関先で「ごめんなさいAさん、今日は他の人が来ているから」というと、なんとAさんは「じゃあお水だけもらうね!」とリビングに上がり込んできたのです。

お茶をしていたママ友たちがギョッとして「え、あなた何してるんですか?」とAさんに話しかけると、Aさんは「私、田舎から来たので、どうしてもお水にお金払いたくなくて。〇〇さん(私)は美味しいお水をタダでくれて、いつも助かってるんです♡」とニッコリ。

げんなりしている私の顔を見て、状況を察してくれたママ友の1人が、「ウォーターサーバーもレンタル費や水代がかかるから、タダじゃないんですよ。水のお金がもったいないなら、会員になるとタダで水がもらえるスーパーとかあるから、そこに行くなりしたらどうですか?」とAさんを諭してくれました。

Aさんは「でもそのスーパー遠いし」「水くらいいいじゃないですか」などブツブツ言っていましたが、私が「ごめんなさい、もうこれで最後にしてください」と言うと、不機嫌そうに玄関のドアをバン! と閉めて帰っていきました。

それ以来、Aさんは私をみるとプイッと顔を背けて去っていきます。今までお金をかけていなかったところにお金をかけるのに抵抗があるのはわかりますが、こちらとしては疎遠になってホッとしています。

【体験者:20代・女性主婦、回答時期:2024年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Hinano.N
不動産・金融関係のキャリアから、同ジャンルにまつわるエピソードを取材し、執筆するコラムニストに転身。特に様々な背景を持ち、金融投資をする女性の取材を得意としており、またその分野の女性の美容意識にも関心を持ち、日々インタビューを重ね、記事を執筆中。