相手を気遣ったつもりが、逆に傷つけてしまっていた経験はありませんか?
これは筆者が良かれと思ってしたことで、相手を深く傷つけてしまった苦い思い出です。
これは筆者が良かれと思ってしたことで、相手を深く傷つけてしまった苦い思い出です。
傷つけてしまった
ある時こずえさんに呼び止められ、こう告げられたのです。
「妊娠したこと、直接あなたの口から聞きたかったな。変に気を遣われるほうが辛いんだよ」
あの時のこずえさんの少し怒ったような、それでいてとても悲しそうな表情はいまでも目に焼き付いています。
それからこずえさんとの関係が気まずくなり、以前のように会話することがなくなっていきました。
私は出産前に退職し、以来こずえさんとは音信不通のままです。
本当の気遣いとは
余計な気遣いは逆にこずえさんを傷つけるだけでした。
今思えば、こずえさんは私の妊娠をきっと喜んでくれていたはずです。
私が妊娠した事実よりも、言わなかったことがこずえさんを傷つけてしまいました。
それまで築き上げてきた絆を信じて正直に話していたら、今でも姉妹のように仲良しでいられたのかな……と今でも後悔が残る思い出です。
【体験者:50代・筆者、回答時期:2024年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。
ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:K.Sakura
セラピスト・販売員・介護士の職を通じて常に人と関わる職務経験から得た情報を記事化するブロガーを志す。15年ほど専業主婦兼ブロガーとして活動するも、モラハラな夫からから逃げるために50代にして独立。母としては、発達障害のある子どもの育児に奮闘。自分の経験が同じような状況に悩む人の励みになって欲しいと思い、専門ライターに転身。アラフィフでも人生やり直しができることを実感。